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アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)とは?作用機序・一覧表・カリウムとの関係など

2022 10/09
降圧薬
2022年10月9日2023年4月30日
ARBアイキャッチ画像

アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬は高血圧症などに使われる薬です。この薬はアンジオテンシンⅡという血圧を上げる物質が結合する受容体に結合することにより、血圧上昇を阻止し、血圧を下げる事ができます。

目次

ARBの読み方

アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬はARB(AngiotensinⅡ Receptor Blocker)と略します。ARBの読み方はそのままで「えーあーるびー」と読みます。アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬は長いのでARBと呼ぶのが一般的です。

アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬の作用機序

アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)は前述の通り、アンジオテンシンⅡタイプ1(Angiotensin Ⅱ type 1:AT1)受容体へ結合し、血圧を上昇させるアンジオテンシンⅡと拮抗します。アンジオテンシンⅡがAT1受容体と結合すると、強力な血管収縮作用があるので、それを抑制し降圧作用を示します。

アンジオテンシンⅡの作用

アンジオテンシンⅡは血圧を上昇させると言いましたが、具体的にはどのように作用するのでしょうか。それはアンジオテンシンⅡタイプⅠ(AT1)と結合することにより、それぞれの器官に以下のような作用をもたらすためです。

器官作用体内の反応
血管壁血管平滑筋へのCa2+イオンの流入促進血管収縮
副腎皮質アルドステロンの合成・分泌促進血液量増加
視床下部抗利尿ホルモンの放出促進血液量増加
腎臓ナトリウムイオンの再吸収促進血液量増加

これらにより血圧が上昇します。

アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬の副作用

アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)の副作用として、軽い動悸やめまいなどがあります。

アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬とグレープフルーツジュース

アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬を服薬期間中にグレープフルーツジュースを飲んだ場合、グレープフルーツジュースにより血圧が下がりすぎたり、副作用が出たりする可能性は少ないと考えられます。なぜならグレープフルーツジュースに含まれる物質を代謝する酵素とアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬を代謝する酵素が異なるからです。

ARBはCYP2C9という酵素が主に代謝に関わっていて、グレープフルーツジュースはCYP3A4という酵素が主に関わっているからです。一方、同じ降圧薬であるカルシウム拮抗薬とグレープフルーツジュースとの飲み合わせは注意が必要です。

▼関連記事:カルシウム拮抗薬とは?作用機序・一覧とグレープフルーツジュースとの関係

アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬とカリウムの関係

アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬は副作用として高カリウム血症があります。その為、高齢者や慢性腎臓病()(CKD)患者では投与後2週間~1か月以内に血清カリウム濃度、eGFRの測定及びその後もモニタリングする事がガイドラインで求められています。高カリウム血症になる理由ですが、その理由の前にRAA系の解説をした方が理解しやすいので、そちらから解説します。

レニン・アンジオテンシン・アルドステロン(RAA)系

血圧が上昇する際に昇圧系というレニン・アンジオテンシンアルドステロン(RAA)系が促進されます。

主に①肝臓で作られたアンジオテンシノーゲンが②腎臓から分泌されたタンパク質分解酵素レニンによりアンジオテンシンⅠに変換されます。血流にのって肺を循環している時に③ACEによりアンジオテンシンⅡに変換されます。④アンジオテンシンⅡはAT1受容体に結合する事で強い末梢血管収縮作用を示します。また、⑤アンジオテンシンⅡは副腎皮質でのアルドステロンの分泌を促します。これにより、血中のカリウムを排出させてナトリウムの再吸収を促進する事で、血液の水分量を増加させるため、血圧の上昇に作用します。

ここまでをまとめると以下のようになります。

通常時のレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系の図解

ARBによるRAA系への影響

アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬を用いるとアンジオテンシンⅡにより下流(血管平滑筋収縮が進みにくくなります。それにより、アルドステロンの分泌が抑制され、腎臓でのNa+再吸収の抑制、K+排出が抑制されます。これにより、高カリウム血症になりやすくなります。

ここまでをまとめると以下のようになります。

通常時とARB服用時のレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系の比較

ステム

ステムはアンジオテンシンII受容体拮抗薬を示す-sartanが該当します。サクビトリルバルサルタンナトリウム水和物(エンレスト)については以下の記事をご参照ください。

▼関連記事:サクビトリルバルサルタン(エンレスト)とは?

構造式

各成分の構造式は次のようになっています(英名の太字+下線の部分はステムの部分です)。

アジルサルタン
Azilsartan
(先発医薬品名:アジルバ)
アジルサルタン構造式画像
イルベサルタン
Irbesartan
(先発医薬品名:アバプロ、イルベタン)
イルベサルタン構造式画像
オルメサルタン メドキソミル
Olmesartan Medoxomil
(先発医薬品名:オルメテック)
オルメサルタンメドキソミル構造式画像
カンデサルタン シレキセチル
Candesartan Cilexetil
(先発医薬品名:ブロプレス)
カンデサルタンシレキセチル構造式画像
テルミサルタン
Telmisartan
(先発医薬品名:ミカルディス)
テルミサルタン構造式画像
バルサルタン
Valsartan
(先発医薬品名:ディオバン)
バルサルタン構造式画像
ロサルタンカリウム
Losartan Potassium
(先発医薬品名:ニューロタン)
ロサルタン構造式画像

参考

・アジルバ錠 インタビューフォーム
・イルベタン錠 インタビューフォーム

降圧薬
ARB アンジオテンシン グレープフルーツ
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