MENU
  • 精神・神経系
    • 抗うつ薬
      • 第一世代
      • 第二世代
      • SSRI
      • SNRI
      • NaSSa
      • S-RIM
    • 抗精神病薬
    • 片頭痛
    • 抗パーキンソン病薬
    • 抗不安薬
    • 睡眠薬
    • 抗てんかん薬
  • 内分泌・代謝系
    • 脂質異常症治療薬
      • スタチン
      • フィブラート系
      • 小腸コレステロールトランスポーター阻害薬
      • プロブコール
      • PCSK9
      • MTP阻害薬
      • n-3多価不飽和脂肪酸
      • 陰イオン交換樹脂
      • ニコチン酸誘導体
  • 循環器系
    • 降圧薬
    • 抗不整脈薬
  • 呼吸器系
  • 抗炎症・アレルギー
  • 消化器系
  • 泌尿器・生殖器系
  • 抗がん・免疫抑制
  • 感染症
  • 麻酔
  • その他
薬について。よしなによしなに…
れいりな薬
  • 精神・神経系
    • 抗うつ薬
      • 第一世代
      • 第二世代
      • SSRI
      • SNRI
      • NaSSa
      • S-RIM
    • 抗精神病薬
    • 片頭痛
    • 抗パーキンソン病薬
    • 抗不安薬
    • 睡眠薬
    • 抗てんかん薬
  • 内分泌・代謝系
    • 脂質異常症治療薬
      • スタチン
      • フィブラート系
      • 小腸コレステロールトランスポーター阻害薬
      • プロブコール
      • PCSK9
      • MTP阻害薬
      • n-3多価不飽和脂肪酸
      • 陰イオン交換樹脂
      • ニコチン酸誘導体
  • 循環器系
    • 降圧薬
    • 抗不整脈薬
  • 呼吸器系
  • 抗炎症・アレルギー
  • 消化器系
  • 泌尿器・生殖器系
  • 抗がん・免疫抑制
  • 感染症
  • 麻酔
  • その他
れいりな薬
  • 精神・神経系
    • 抗うつ薬
      • 第一世代
      • 第二世代
      • SSRI
      • SNRI
      • NaSSa
      • S-RIM
    • 抗精神病薬
    • 片頭痛
    • 抗パーキンソン病薬
    • 抗不安薬
    • 睡眠薬
    • 抗てんかん薬
  • 内分泌・代謝系
    • 脂質異常症治療薬
      • スタチン
      • フィブラート系
      • 小腸コレステロールトランスポーター阻害薬
      • プロブコール
      • PCSK9
      • MTP阻害薬
      • n-3多価不飽和脂肪酸
      • 陰イオン交換樹脂
      • ニコチン酸誘導体
  • 循環器系
    • 降圧薬
    • 抗不整脈薬
  • 呼吸器系
  • 抗炎症・アレルギー
  • 消化器系
  • 泌尿器・生殖器系
  • 抗がん・免疫抑制
  • 感染症
  • 麻酔
  • その他
  1. ホーム
  2. その他
  3. Gタンパク質共役受容体とは?構造やその仲間、伝達経路をわかりやすく解説

Gタンパク質共役受容体とは?構造やその仲間、伝達経路をわかりやすく解説

2022 11/05
その他
2022年11月5日2024年10月11日
Gタンパク質共役型受容体記事アイキャッチ画像


アメリカの規制当局(FDA)で承認された医薬品の約30~40%はGタンパク質共役受容体(G protein-coupled receptor
:GPCR)ファミリーに属するものを標的にしています。

GPCRは細胞膜を貫通(7回膜貫通ヘリックス)していて、下図のような構造をしています。神経伝達物質やホルモン、光などの細胞外シグナルを受け取ると、細胞内のGタンパク質などを活性化することでシグナルを伝達します。

GPCRの構造

Gタンパク質共役型受容体の構造解析に向けた戦略 ~ヒスタミンH1受容体を例に~|白石充典 薬学雑誌(2013)より
目次

Gタンパク質の構造とサブユニット


Gタンパク質共役受容体に共役しているGタンパク質はα、β、γの3つのサブユニットの複合体で、不活性状態の時はG
タンパク質は三量体Gαβγとして存在します。

セロトニン受容体(5-HT3以外)などのGタンパク質共役受容体にリガンドが結合し活性化するとGαはGβγから解離し活性型になります。解離したGαとGβγはそれぞれの効果器にシグナルを伝えます。

GPCRの活性化機構

Gタンパク質共役型受容体の活性化機構|大嶋菜月ら 明治大学農学部研究報告(2014)より


Gαのシグナル経路


三量体であるGタンパク質(Gαβγ)のGαの相同性、機能により4つのグループ(Gαs、Gαi/o、Gαq/11、Gα12/13)に分かれます。さらに、この中でもシグナル伝達経路を活性化する刺激性Gαタンパク質とシグナル伝達経路を抑制活性させる抑制性Gαタンパク質に分かれます。

Gsファミリー

Gsファミリーは刺激性Gタンパク質であり、GαsとGαolfからなります。共に細胞内でアデニル酸シクラーゼを活性化させcAMP(cyclic adenosine monophosphate:サイクリックAMP、環状アデノシン一リン酸)の濃度を上昇させます。

Gαsは多くの組織に分布していますが、Gαolfは嗅細胞に特異的に発現しています。

Gi/oファミリー

Gi/oファミリーは抑制性Gタンパク質であり、サブタイプにはGαi、Gαo、Gαt、Gαgust、Gαzがあります。

Gαi及びGαoのサブグループ

GαiはさらにGαi1、Gαi2、Gαi3のサブタイプがあり、いずれもアデニル酸シクラーゼの活性を抑制します。また、GαoはGαo1、Gαo2のサブタイプがあります。脳、神経系に局在しており、Gαiと同様にアデニル酸シクラーゼの抑制活性を示すことがわかっていますが、機能はよくわかっていません。

Gαtのサブグループ

GαtはさらにGαt1、Gαt2のサブタイプがあります。網膜に発現し、ロドプシン、オプシンにより活性化され、cGMPホスホジエステラーゼを活性化し、cGMP加水分解活性を向上させ、光の情報伝達に関わっています。

Gαgustのサブグループ

Gαgustは味細胞で発現しており、cGMPホスホジエステラーゼを活性化、cGMP加水分解活性を向上させ、味覚の情報伝達に関わっています。Gαgustが発現している味細胞では、苦味、甘味、旨味の刺激を認識するとされています。Gαgustの遺伝子をノックアウトしたマウスにおいて、苦味と甘味の感受性が著しく低下すると報告されています。

Gαzのサブグループ

GαzはGαiと機能は全く同じです。ただ、C末端側から4番目にある百日咳毒素によるADPリボシル化されるシステイン残基がなく、百日咳毒素に対する感受性が異なります。

Gαq/11ファミリー


Gαq/11は抑制性Gタンパク質であり、PLC-β(ホスホリパーゼC-β)を活性化することによりPIP2(ホスファチジルイノシトール-4,5-ビスリン酸)をDAG(ジアシルグリセロール)とIP3(イノシトール三リン酸)に加水分解します。

IP3はカルシウムチャネルのIP3受容体に結合し細胞質のカルシウム濃度上昇を引き起こします。

Gα12/13ファミリー

Gα12/13は抑制性Gタンパク質で、ほとんどの細胞で発現しており、様々な細胞応答やシグナル伝達を行います。また、細胞遊走や細胞骨格にも影響を与えています。

細胞運動・接着・細胞質分裂には多くの調節分子が関わっていますが、Gα12/13が活性化させる低分子量GTP結合タンパク質Rhoも関わっています。

この役割のため、Gα12/13のシグナル伝達経路は進行癌の転移や浸潤、癌の血管新生でも重要な役割を担っていることがわかっており、RHOファミリーのGTPアーゼ群はRHOキナーゼ(ROCK)ファミリーは癌で過剰発現していることが多いです。

Gα12/13ファミリーは役割が多いので、まとめた画像を以下に示します。

Ga12とGa13のシグナル伝達経路図
Gα12 and Gα13: Versatility in Physiology and Pathology | PaiPai.G et al. Frontiers in Cell and Developmental Biology(14 Feb.2022)より

まとめ

ここまでのGタンパク質共役受容体をまとめると以下のようになります。

ファミリー名称効 果特徴
刺
激
性
Gs
ファミリー
Gαs細胞内でアデニル酸シクラーゼを活性化させcAMP濃度上昇多くの組織に発現
Gαolf嗅細胞に特異的に発現
抑


制


性

Gi/o
ファミリー
Gαiアデニル酸シクラーゼの活性を抑制
Gαo
Gαtホスホジエステラーゼを活性化し、cGMP加水分解活性を向上させる網膜に発現
Gαgust味細胞で発現
Gαzアデニル酸シクラーゼの活性を抑制
Gαq/11
ファミリー
Gαq/11PLC-βを活性化しPIP2をDAGとIP3に加水分解
Gα12/13
ファミリー
Gα12/13RhoAなどを介し、細胞遊走や細胞骨格に影響を与える腫瘍にも深く関与

参考

・Gタンパク質共役型受容体の構造解析に向けた戦略 ~ヒスタミンH1受容体を例に~|白石充典 薬学雑誌(2013)
・GPCRシグナル伝達の複雑な話|Nature ダイジェストより
・細胞における匂い情報の受容機構,情報収縮と匂い識別|倉橋隆(日本バーチャルリアリティ学会誌:2004.09)
・Gα12 and Gα13: Versatility in Physiology and Pathology | PaiPai.G et al. Frontiers in Cell and Developmental Biology(14 Feb.2022)より

その他
GPCR Gタンパク質
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
  • PCSK1、PCSK2、PCSK4、PCSK7、Furinとは?それぞれの役割
  • セロトニン受容体の種類は11種類?14種類?それぞれのサブタイプごとの特徴とは

関連記事

  • セロトニン受容体の種類は11種類?14種類?それぞれのサブタイプごとの特徴とは
    2024年10月11日
  • PCSK1、PCSK2、PCSK4、PCSK7、Furinとは?それぞれの役割
    2022年10月29日
  • カルシウムイオンチャネル記事アイキャッチ画像
    カルシウムチャネルとは?種類や違いについて分かりやすく解説
    2022年10月8日
  • 光学異性体(鏡像異性体)とは?図を用いてわかりやすく解説
    2022年8月21日
  • アミノ酸アイキャッチ画像
    人体を構成するアミノ酸20種類とその構造、略称
    2022年7月3日
  • 抗体サムネイル
    抗体とは?軽鎖(L鎖)、重鎖(H鎖)についても解説
    2022年7月2日

コメント

コメントする コメントをキャンセル

CAPTCHA


  • サイトマップ
  • プライバシーポリシー
  • お問い合わせ

© れいりな薬.

目次