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抗体とは?軽鎖(L鎖)、重鎖(H鎖)についても解説
抗体についての解説記事です。コロナ禍のこともあり、ニュースでもよく聞く単語になりました。ただ、抗体ってそもそも何なの?と聞かれて詳しく説明できなかったので、本記事を執筆しました。 そもそも抗体とは? 一言で表すのであれば、タンパク質です。... -
MTP阻害薬とは?特徴と作用機序と副作用・構造式も
MTPというタンパク質が脂質代謝に果たす役割や、MTP阻害薬がどのように使われるかについて詳しく解説しています。脂質異常症(ホモ接合体家族性高コレステロール血症)について学び、MTPによる脂質代謝のメカニズムを理解することができます。 -
陰イオン交換樹脂(レジン)とは?作用機序と副作用・構造式も
陰イオン交換樹脂(レジン)は日本では、コレスチミド(先発医薬品名:コレバイン)、コレスチラミン(先発医薬品名:クエストラン)が発売されています。腸管で胆汁酸を吸着し、胆汁酸の腸と肝臓の循環を阻害します。それにより胆汁酸のプールが減り、肝... -
小腸コレステロールトランスポーター阻害薬とは?作用機序と副作用・構造式も
小腸コレステロールトランスポーター阻害薬(英名:Small intestinal cholesterol transporter inhibitor)は食事と胆汁のコレステロールの小腸からの吸収を阻害することにより、高コレステロール血症を治療する薬です。小腸コレステロールトランスポータ... -
プロブコールとは?作用機序と副作用・構造式も
プロブコールの作用機序と外因性経路、内因性経路とは?コレステロールの体内での循環を図を用いてわかりやすく解説しています。 -
n-3系多価不飽和脂肪酸とは?作用機序と副作用・構造式も
n-3系多価不飽和脂肪酸は脂質異常症の中でも高TG(トリグリセリド)血症の改善に用いられます。イコサペント酸(EPA:eicosapentaenoic acid)やドコサヘキサエン酸(DHA:docosahexaenoic acid)により肝臓でのTGの合成抑制などにより高TG血症を改善しま... -
ニコチン酸誘導体とは?作用機序と副作用・構造式も
ニコチン酸誘導体は肝臓での中性脂肪などの合成を抑制し、LDLコレステロール値を低下させる作用があります。また、HDLコレステロール値を上げる作用もあります。 そもそもニコチン酸誘導体って? ニコチン酸誘導体は言葉のままなのですが、ニコチン酸の誘... -
フィブラート系薬剤とは?作用機序と副作用・構造式も
フィブラート系薬剤は肝臓の核内受容体PPARαを活性化して、トリグリセリドの低下、HDLコレステロールの上昇の作用があります。 PPARαとは PPARはperoxisome proliferator-activated receptor(ペルオキソーム増殖剤活性化受容体)の略でステロイドホルモン... -
HMG-CoA還元酵素阻害剤(スタチン)とは?作用機序と副作用・構造式も
HMG-CoA還元酵素阻害薬は肝臓でコレステロールが合成されるときに必要な酵素であるHMG-CoA還元酵素の働きを阻害します。これにより、(A)肝臓でのコレステロールの生合成が抑制されることと、(B)それにより肝臓の細胞表面でLDL受容体が増加し、血液中か... -
脂質異常症とリポタンパク質
脂質異常症は生活習慣病の1つとされています。若いうちは遺伝子異常の影響がなければなりにくい病気ではありますが、加齢とともに生活習慣(食生活・運動・喫煙・休養など)やその他外部要因になって発症しやすくなる病気です。 生活習慣病とは 生活習慣...