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トリプタン系薬剤とは?副作用と作用機序・構造式など

2022 9/18
片頭痛
2022年9月18日2024年11月13日

トリプタン系薬剤は、片頭痛の治療に広く使われる薬剤です。片頭痛が起こる原因はまだはっきりと分かっておりませんが、トリプタン系薬剤はセロトニン受容体に作用し、片頭痛の症状を緩和する作用を持ちます。

目次


片頭痛の原因とトリプタン系薬剤の作用機序


片頭痛のはっきりとした原因は現在のところ分かっておりませんが、頭蓋血管周囲に存在する三叉神経が活性化され、活性化によりニューロペプチド(カルシトニン遺伝子関連タンパク(CGRP)やサブスタンスP、ニューロキニンAなど)が遊離します。

遊離したニューロペプチドは①頭蓋血管を拡張させ、これにより血管の透過性が亢進し、血漿タンパクが漏出します。②また、肥満細胞の脱顆粒がヒスタミンが放出され、これによっても血管透過性を亢進させます。①、②により血管周囲に炎症を起こします(神経原性炎症)。

これらの反応が刺激となり、三叉神経を興奮させ、それが片頭痛や吐き気、嘔吐を起こすと言われています。

トリプタン系薬剤の種類と服用するタイミング

トリプタン系薬剤にはスマトリプタン、ゾル三トリプタン、エレトリプタン、リザトリプタン、ナラトリプタンなどの種類があります。これらの薬剤は、片頭痛の発作が始まってからなるべく早く服用することが重要です。早期に服用することで、効果的に片頭痛の症状を軽減することができます。

作用機序①(5-HT1B受容体への作用)

頭蓋血管に存在する5-HT1B受容体に作用し、その活性化により拡張した頭蓋血管を収縮させます。それにより片頭痛を抑えると考えられています。

作用機序②(5-HT1D受容体への作用)

頭蓋血管周囲の三叉神経に存在する5-HT1D受容体に作用し、活性化されることにより神経伝達物質の遊離が抑制され、それにより頭蓋血管の拡張などを抑え、片頭痛を抑えると考えられています。

トリプタン系薬剤の種類

現在、日本で承認を得ているトリプタン系薬剤は以下の5種類です。

スマトリプタンコハク酸塩

先発医薬品名はイミグランです。1990年に世界で初めて発売(ニュージーランドにて)されました。トリプタン系薬剤の中で初めて世界に上市された成分になります。

日本では2001年に発売されました。スマトリプタンは速やかに吸収され、経口剤の単回投与時には1番目のピークは投与後1.5時間までに認められ、2番目のピークは投与後2~3時間の間に認められています。

剤形は日本では錠剤(フィルムコーティング錠)、皮下注射剤(自己注射用キット)、点鼻液があります。経口剤だと片頭痛による悪心・嘔吐時に内服が困難なことがあります。皮下注射剤、点鼻液と経口投与以外の投与方法があると、そういった時に確実に投与できる利点があります。

皮下注射剤では単回投与時に最高血中濃度まで12分というデータがあり、効果の発現が早いというメリットがあります。

ゾルミトリプタン

先発医薬品名はゾーミッグです。1997年に世界で初めて発売開始(英国にて)されました。日本では2001年に発売されました。

剤形はフィルムコーティング錠及び口腔内速溶錠があります。吸収が良好で、服用30分後から頭痛の軽減が認められています。単回投与時の最高血中濃度までにかかる時間は3時間程です。

ナラトリプタン塩酸塩

先発医薬品名はアマージです。1997年に世界で初めて承認(英国にて)されました。日本では2008年に発売されました。

単回投与時の最高血中濃度までは3時間程とやや長めですが、半減期が5時間前後と長く、効果の持続性が長いのが特徴です。

腎排泄が主で、ヒトでの投与24時間後までの尿中の主な成分は未変化体であり、血漿中及び尿中の主な成分は未変化体であることから、代謝クリアランスは低いと考えられています。重度の腎機能障害患者には投与しないこととなっております。

エレトリプタン臭化水素酸塩

先発医薬品名はレルパックスです。2001年に世界で初めて発売開始(スイスにて)されました。日本では2002年に発売されました。剤形はフィルムコーティング錠のみ販売されています。

他のトリプタン系薬剤では、開発時に服薬4時間後の有効率(頭痛改善度)を主要評価項目にしているものが多いのですが、レルパックスでは服薬2時間後の有効率を主要評価項目にして、有効性が認められています。

リザトリプタン安息香酸塩

先発医薬品名はマクサルトです。1998年に世界で初めて承認(メキシコにて)されました。日本では2003年に発売されました。剤形は素錠と口腔内崩壊錠があります。

ここまでをまとめると以下のようになります。

一般名
(医薬品名)
剤形Tmax
(hr)
T1/2
(hr)
代謝排泄
スマトリプタン
コハク酸塩
(イミグラン)
フィルム
コーティング錠
1.8~2.02.2~2.4主に肝臓主に腎臓
点鼻液1.10~1.301.54~1.87
皮下注射剤0.211.46
ゾルミトリプタン
(ゾーミッグ)
フィルム
コーティング錠
3.002.40主に肝臓主に腎臓
尿中:60%以上)
糞便中:約30%
口腔内速溶錠2.982.90
ナラトリプタン
塩酸塩
(アマージ)
フィルム
コーティング錠
2.17~2.684.47~5.36主に肝臓主に腎臓
エレトリプタン
臭化水素酸塩
(レルパックス)
フィルム
コーティング錠
1.0~3.13.2~5.5主に肝臓主に肝および腎
投与216hr
後まで
尿中:45.0%
糞便中:45.0%
リザトリプタン
安息香酸塩
(マクサルト)
素錠1.01.6主に肝臓主に腎臓
投与5日後まで
尿中:82.4%
糞便中:11.5%
口腔内崩壊錠1.31.7

トリプタン系薬剤の副作用

トリプタン系薬剤の副作用として多く報告されているのは、筋肉・胸の痛み、胸部圧迫感などが報告されています。胸の痛みや胸部圧迫感の原因は不明ですが、狭心症等の心臓の異常ではないことが報告されています。また、トリプタン系薬剤は血管を収縮させる作用があるため、それらによるものと考えられています。

ステム

トリプタン系薬剤はセロトニン(5-HT1)受容体作動薬を示す-triptanがステムになります。

構造式

各成分の構造式は次のようになっています(英名の太字+下線の部分はステムの部分です)。

エレトリプタン臭化水素酸塩
Eletriptan Hydrobromide
(先発医薬品名:レルパックス)
エレトリプタン臭化水素酸塩構造式画像
スマトリプタンコハク酸塩
Sumatriptan Succinate
(先発医薬品名:イミグラン)
スマトリプタンコハク酸塩構造式画像
ゾルミトリプタン
Zolmitriptan
(先発医薬品名:ゾーミック)
ゾル三トリプタン構造式画像
ナラトリプタン塩酸塩
Naratriptan Hydrochloride
(先発医薬品名:アマージ)
ナラトリプタン塩酸塩構造式画像
リザトリプタン安息香酸塩
Rizatriptan Benzoate
(先発医薬品名:マクサルト)
リザトリプタン安息香酸塩構造式画像

参考

レルパックス錠|インタビューフォーム
レルパックス錠|審査報告書
イミグラン錠|審査報告書
ゾーミッグ錠|審査報告書
アマージ錠|審査報告書
マクサルト錠|審査報告書
神経原性炎症の考え方|瀧島任ら.アレルギー41(11):1992

片頭痛
トリプタン 片頭痛
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